快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)

北斉書

(かい)(とう)(らん)()()
意味:もつれていた物事をあざやかに解決する

 (こう)(かん)は、かつて息子たちの判断力を試そうと考え、それぞれに絡み合った糸を渡し、ほどくように命じた。次男の(こう)(よう)(後の(ほく)(せい)の初代皇帝)だけは、他の兄弟と異なり、刀を抜いて一気に斬り、「乱れたものは断つべきだ」と言った。父の(こう)(かん)はこれをよしとした。
 さらに(こう)(かん)は、息子たちに兵を配属させ、騎兵による偽の攻撃を仕掛けた。兄の()(そう)らは恐れおののいたが、次男の(こう)(よう)は軍を率いて敵と戦い、敵将の(ほう)(がく)を捕えて献上した。

(ほく)(せい)書 (ぶん)(せん)(てい)紀』

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