伏龍鳳雛(ふくりょうほうすう)

故事成語

伏(ふく)龍(りょう)鳳(ほう)雛(すう) 
意味:まだ世に知られていない優秀な人物

 その頃、劉(りゅう)備(び)は新(しん)野(や)に駐屯していた。徐(じょ)庶(しょ)が劉(りゅう)備(び)に会い、彼の器量を見込んで言った。「諸(しょ)葛(かつ)亮(りょう)という人物は臥(が)龍(りょう)(臥(ふ)した龍)です。将軍はぜひお会いになりたいと思いませんか?」
 『襄(じょう)陽(よう)記』によれば、劉(りゅう)備(び)は司(し)馬(ば)徽(き)に世の情勢について相談した。司(し)馬(ば)徽(き)は言った。「儒者や俗人などに時勢が分かるでしょうか?時勢を理解するのはすぐれた人物です。この地には伏(ふく)龍(りょう)と鳳(ほう)雛(すう)(伏した龍と鳳(ほう)凰(おう)の雛(ひな))がいます。」劉(りゅう)備(び)が「それは誰か」と尋ねると、「諸(しょ)葛(かつ)亮(りょう)と龐(ほう)統(とう)です」と答えた。
 劉(りゅう)備(び)が徐(じょ)庶(しょ)に言った。「その人を連れてきてほしい。」徐(じょ)庶(しょ)は答えた。「その人物は、こちらから訪ねて会うことはできますが、呼び寄せることはできません。将軍自ら車を向けて訪ねられるのがよいでしょう。」そこで劉(りゅう)備(び)は諸(しょ)葛(かつ)亮(りょう)を訪ねることになり、三度目の訪問でようやく会うことができた。

『三国志 蜀志 諸(しょ)葛(かつ)亮(りょう)伝(注釈)』

※「水魚(すいぎょ)の交(まじ)わり」に続く

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