疾風迅雷
意味:事態の急変 迅速な行動
君子(立派な人物)の住まいは、常に戸口の前にあり、寝るときは常に東に頭を向ける。
もし疾風や迅雷や激しい雨があれば、必ず変化があるので、夜であっても必ず起き、服を着て冠をかぶって座る。
一日に五回手を洗い、稷で体を洗い、粱で顔を洗う。櫛は樿の櫛を用い、髪を整えるには象牙の櫛を用いる。まつりの供物を進めると、楽人が歌を奏でる。
入浴には二枚の布を用い、上には薄い麻布を、下には厚い麻布を着る。木の桶から湯を取り、簡素な敷物をふむ。続けて湯を取り、上質な敷物をふむ。布で体を拭き、朝の光を浴びるように衣を着て、履物を履いて飲食に進む。
公の場におもむくときは、前夜に身を清め、外の寝室に泊まり、入浴する。史官(記録をする役人)から象牙の笏を受け取り、君主の命令に対する答えを記す。
こうして出発し、身内や近臣への私的な礼を丁寧に行う。その姿はまるで輝いているようであり、車に乗れば、まさに光が現れるほどである。
※君子の生活の作法
『礼記 玉藻』

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