敗軍の将は兵を語らず
意味:失敗した者は、失敗したことについて語るべきではない。
(韓信は趙を滅ぼし、趙の広武君を捕虜にした。)
韓信は広武君に尋ねて言った。「私は北方の燕を攻め、東方の斉を伐ちたいと思います。どうすれば成功するでしょうか。」
広武君は断って言った。「私はこう聞いています。『敗北した軍の将軍は、勇について語ってはならないし、亡んだ国の大臣は、国の存続を図ってはならない。』今、私は敗北し亡んだ国の捕虜です。どうしてそのような大事を権ることができましょうか。」
『史記 淮陰候列伝』
※「千慮の一失/千慮の一得」に続く

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