知る者は言わず言う者は知らず/和光同塵(しるものはいわずいうものはしらず/わこうどうじん)

故事成語

知(し)る者(もの)は言(い)わず言(い)う者(もの)は知(し)らず
意味:物事を真に理解している人はあまり話さず、物事を真に理解していない人ほどよく話す

和(わ)光(こう)同(どう)塵(じん) 
意味:才能を隠して世(せ)俗(ぞく)と交わる

 本当に知っている者は何も言わないし、何か言っている者は本当は知らない。そこで目や耳をふさぎ、口を閉ざす。鋭(するど)い感覚を挫(くじ)き、複雑な知恵を解(と)き、才能の光を和(やわ)らげ、世(せ)俗(ぞく)の塵(ちり)と同じになる。これを同玄(どうげん)(道と一体となる)という。
 このような人は、親(した)しくすることができないが、疎(うと)んじることもできない。利を与えることができないが、害を与えることもできない。貴(とうと)ぶことができないが、賤(いや)しむこともできない。だからこそ天下でもっとも高貴な人となる。

『老子』

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