韓非子

韓非子

和氏の璧(かしのへき)

貴重な宝物
韓非子

二柄(にへい)

君主が人を支配する賞罰の権限
韓非子

明主は小事を躬らせず(めいしゅはしょうじをみずからせず)

賢いリーダーは重要でないことを自分でやらない
韓非子

櫝を買いて珠を還す(とくをかいてたまをかえす)

つまらないものに目がいき、大事なものを見失う
韓非子

吮疽の仁(せんそのじん)

部下へのいたわり/有害な優しさ
韓非子

小忠は大忠の賊(しょうちゅうはだいちゅうのぞく)

さな誠実さは大きな誠実さを妨げる
韓非子

隣人の父を疑う/知に処すること則ち難し(りんじんのほをうたがう/ちにしょすることすなわちかたし)

同じことをしても立場が違うと疑われる 知ることよりも、知ってどうするかが難しい
韓非子

侵官の害(しんかんのがい)

越権行為による功績は、利よりも害の方が大きい
韓非子

蚤蝨の細なる者のごとき(そうしつのさいなるもののごとき)

素晴らしい人物を見ることで、別の人物がつまらなく見える
韓非子

山に躓かずして垤に躓く(やまにつまづかずしてていにつまずく)

大事は注意するため失敗しづらいが、小事は不注意で失敗しやすい
韓非子

蟻の一穴・千丈の堤も蟻の穴から崩れる(ありのいっけつ・せんじょうのつつみもありのあなからくずれる)

少しの不注意が大きな失敗を招く
韓非子

海大魚(かいたいぎょ)

力のある者でも土台は必要 短く話して相手の注意を引く
韓非子

利の在る所は皆賁諸となる(りのあるところはみなほんしょとなる)

利益があれば誰でも勇敢になる
韓非子

箕子の憂い/象箸玉杯(きしのうれい/ぞうちょぎょくはい)

小さな事から大きな流れを推測する
韓非子

巧詐は拙誠に如かず(こうさはせっせいにしかず)

巧みな偽りは拙い誠実さにはかなわない
韓非子

遠水は近火を救わず(えんすいはきんかをすくわず)

遠くにあるものは緊急のときに役に立たない
韓非子

余桃の罪(よとうのつみ)

君主の寵愛は気まぐれである
韓非子

老馬の智・老いたる馬は道を忘れず(ろうばのち・おいたるうまはみちをわすれず)

長年の経験は役に立つ
韓非子

涸沢の蛇(こたくのへび)

地位の低い者が地位の高いものを利用して両者とも得する
韓非子

逆鱗に触れる(げきりんにふれる)

目上の人を怒らせる
韓非子

株を守る・守株(くいぜをまもる・しゅしゅ)

古い習慣にこだわり融通がきかない
韓非子

矛盾(むじゅん)

前の事と後の事が一致せず、つじつまが合わない