故事成語

韓非子

山に躓かずして垤に躓く(やまにつまづかずしてていにつまずく)

大事は注意するため失敗しづらいが、小事は不注意で失敗しやすい
孟子

似て非なるもの/郷原(にてひなるもの/きょうげん)

似ているがまったく違うもの 善良を装って評判を得ようとする人物
戦国策

禍転じて福と為す(わざわいてんじてふくとなす)

悪い事を利用して良い事になるようにする
韓非子

蟻の一穴・千丈の堤も蟻の穴から崩れる(ありのいっけつ・せんじょうのつつみもありのあなからくずれる)

少しの不注意が大きな失敗を招く
韓非子

海大魚(かいたいぎょ)

力のある者でも土台は必要 短く話して相手の注意を引く
韓非子

利の在る所は皆賁諸となる(りのあるところはみなほんしょとなる)

利益があれば誰でも勇敢になる
韓非子

箕子の憂い/象箸玉杯(きしのうれい/ぞうちょぎょくはい)

小さな事から大きな流れを推測する
韓非子

巧詐は拙誠に如かず(こうさはせっせいにしかず)

巧みな偽りは拙い誠実さにはかなわない
韓非子

遠水は近火を救わず(えんすいはきんかをすくわず)

遠くにあるものは緊急のときに役に立たない
韓非子

余桃の罪(よとうのつみ)

君主の寵愛は気まぐれである
韓非子

老馬の智・老いたる馬は道を忘れず(ろうばのち・おいたるうまはみちをわすれず)

長年の経験は役に立つ
韓非子

涸沢の蛇(こたくのへび)

地位の低い者が地位の高いものを利用して両者とも得する
戦国策

伯楽の一顧(はくらくのいっこ)

優れた人物に認められる
戦国策

市に虎あり・三人虎を成す(いちにとらあり・さんにんとらをなす)

ありえないことも大勢が言えば信じてしまう
孟子

助長/浩然の気(じょちょう/こうぜんのき)

助けようとして害になる 物事にとらわれない大きな心
孟子

五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)

大差ない
戦国策

虎の威を借る狐(とらのいをかるきつね)

他人の強い力に頼って威張る
戦国策

北行して楚に至る(ほくこうしてそにいたる)

目的と方法が合っていない
戦国策

漁夫の利・鷸蚌の争い(ぎょふのり・いつぼうのあらそい)

当事者が争い合っている間に第三者が利益を奪う
戦国策

蛇足(だそく)

余計なつけたし
戦国策

先ず隗より始めよ/死馬の骨を買う(まずかいよりはじめよ/しばのほねをかう)

身近なところから始めよ/優秀な人を集めるために、つまらない人を優遇する
韓非子

逆鱗に触れる(げきりんにふれる)

目上の人を怒らせる
韓非子

株を守る・守株(くいぜをまもる・しゅしゅ)

古い習慣にこだわり融通がきかない
韓非子

矛盾(むじゅん)

前の事と後の事が一致せず、つじつまが合わない