故事成語

後漢書

虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

危険を冒さなければ大きな成功は得られない
晏氏春秋

江南の橘 江北の枳となる(こうなんのたちばな こうほくのからたちとなる)

環境によって性質が変わる
荘子

蝸牛角上の争い(かぎゅうかくじょうのあらそい)

ちっぽけな争い
北斉書

快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)

もつれていた物事をあざやかに解決する
春秋左氏伝

鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)

権力者の実力を疑う
史記

狡兎死して良狗烹らる(こうとししてりょうくにらる)

重宝されたものも用済みとなれば捨てられる
史記

千慮の一失/千慮の一得(せんりょのいっしつ/せんりょのいっとく)

賢い人でも多くの考えの中には一つくらい間違いがある。/愚かな人でも多くの考えの中には一つくらい良いものがある。
史記

敗軍の将は兵を語らず(はいぐんのしょうはへいをかたらず)

失敗した者は、失敗したことについて語るべきではない。
史記

背水の陣(はいすいのじん)

逃げ場のない状況で戦う
史記

国士無双(こくしむそう)

二人といない優れた人物
史記

韓信の股くぐり(かんしんのまたくぐり)

大きな目的のために一時の恥に耐える
史記

法三章(ほうさんしょう)

簡素な法律
漢書

傾城傾国(けいせいけいこく)

絶世の美女
史記

移木の信(いぼくのしん)

信頼を得るため約束を守る
詩経

殷鑑遠からず(いんかんとおからず)

参考にすべき失敗例は身近にある
詩経

維新(いしん)

すべてが改まり新しくなる
詩経

進退窮まる(しんたいきわまる)

進むことも引くこともできない
詩経

有終の美(ゆうしゅうのび)

最後まで立派にやり遂げる
詩経

戦々恐々/薄氷を踏む(せんせんきょうきょう/はくひょうをふむ)

恐れて震える/極めて危険
詩経

他山の石(たざんのいし)

他人の誤った言動も、自分の成長の助けになる
詩経

一日千秋

とても待ち遠しい
詩経

偕老同穴(かいろうどうけつ)

夫婦が末永く結ばれる
詩経

切磋琢磨(せっさたくま)

自分を磨く
史記

抜山蓋世(ばつざんがいせい)

力と気力が充実している
史記

四面楚歌(しめんそか)

周りが敵ばかり
史記

繍を着て夜行くがごとし(しゅうをきてよるいくがごとし)

立派になっても故郷に帰らなければ意味がない
史記

一字千金(いちじせんきん)

立派な文章や文字
史記

奇貨居くべし(きかおくべし)

チャンスは逃さず利用すべし
史記

傍らに人無きが若し・傍若無人(かたわらにひとなきがごとし・ぼうじゃくぶじん)

人を気にせず勝手に振る舞う
史記

士は己を知る者のために死す(しはおのれをしるもののためにしす)

人は自分を理解してくれる人のためにこそ命をかける
史記

先んずれば人を制す(さきんずればひとをせいす)

人より先に行えば有利になる。
史記

剣は一人の敵(けんはいちにんのてき)

一人を相手にすることより、多くの人を相手にできることを学ぶべき
史記

王侯将相いずくんぞ種あらんや(おうこうしょうしょういずくんぞしゅあらんや)

立派な人物になるのに家柄は関係ない
史記

燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)

小人物に大人物の志は理解できない
史記

驥尾に付す(きびにふす)

優れた者に従って成果を上げる
史記

晏氏の御/意気揚々(あんしのぎょ/いきようよう)

人の権威に頼って得意気になる/誇らしげで威勢が良い
史記

与うるの取るたるを知るは政の宝なり(あたうるのとるたるをしるはまつりごとのたからなり)

まず与えてその後に取るのが政治のコツ
史記

衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)

経済的余裕があってはじめて礼儀に気を遣える
史記

管鮑の交わり(かんぽうのまじわり)

深く理解し合う親密な関係
史記

太公望(たいこうぼう)

釣り人
史記

天道是か非か(てんどうぜかひか)

天の道理は正しい者の味方かどうか
史記

琴柱に膠す(ことじににかわす)

柔軟性がない
史記

刎頸の交わり(ふんけいのまじわり)

首を斬られても良いと思えるほどの仲
史記

怒髪天を衝く(どはつてんをつく)

激怒する
史記

完璧/完璧帰趙(かんぺき/かんぺききちょう)

欠点がなく完全/預かったものをそのまま返す
史記

連城の璧(れんじょうのへき)

たくさんの城と交換したいほど貴重な宝物
韓非子

和氏の璧(かしのへき)

貴重な宝物
荘子

木鶏(もくけい)

全く動じない最強の状態
列子

愚公山を移す(ぐこうやまをうつす)

努力を続ければどんなことでも達成できる
荘子

顰に倣う(ひそみにならう)

良し悪しが分からず真似をする